皆さんこんにちは。開明とぴあ中川駅前校です。
最近、詩に触れていますか?詩というと、例えば和歌や短歌。俳句に川柳…などなどの古典的なものを想像するかと思います。しかし、大きなくくりでいうと歌詞も詩の1つですよ!今回は詩(詞)を楽しめるように比喩表現方法についての解説をしていきます!
比喩法・・・比喩法とは、ある出来事や物事を別の何かに例える表現方法ですね。例え方も様々あり、3つに分けることができます。1つずつ紹介していきますね。
直喩法・・・例えた言葉の後ろに「~のようだ」や「~みたいな」などの言葉を用いた表現技法ですね。以下に例を紹介していきますね!
- 高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿はまるで水槽の中に飛び込んで溶け た絵の具みたいな イレギュラー(「I Love…」/Official 髭男 dism)
- 春の雪 波の如く(ごとく)に 塀をこゆ(高野素十)
訳:春の雪は、まるで波のように塀をこえて入ってくる。
隠喩法・・・直喩のように、「~のようだ」や「~みたいな」の言葉を使わずに、ある出来事や物事を別の何かに例える表現方法です。暗喩(あんゆ)とも言われますね。意味としてはどちらも同じです。では例を挙げていきますね!
- 君は完璧で究極のアイドル 金輪際現れない 一番星の生まれ変わり(「アイドル」/YOASOBI)
- 金剛の 露ひとつぶや 石の上(川端茅舎)
訳:金剛石(ダイヤモンド)のように光っているひと露が石の上にある。
擬人法人ではないものの様子や動作を人間の動作などを示す言葉に例える表現方法です。それでは、例を示していきますね。
(1)今日もありがとうが シャイなようです(「ニュー・マイ・ノーマル」/Mrs. GREEN APPLE)
(2)さみだれを あつめて早し 最上川(松尾芭蕉)
訳:五月雨(さみだれ)が、最上川へと流れ込み水かさが増し、流れが速くなっているな。
いかがでしたか?今回は比喩法についてまとめてみました。ほかの表現技法もまとめますね!開明とぴあでは国語の授業はもちろん、5教科の授業を行っていますので、お悩み事があればぜひご相談ください!
詩のだいご味! 表現技法の解説(比喩法編)