皆さんこんにちは。開明とぴあ中川駅前校です。

今回でラストです!前回に引き続き、表現技法(体言止め、韻)の解説と例文を紹介していきます!前回の記事を読んでいない方は、ぜひ!目を通してみてくださいね!それではどうぞ!

①体言止め

 体言止めとは、文章の最後や詩の行の終わりを名詞で終わる表現技法です。名詞を強調づけたり、リズムをつけて余韻(よいん)をつけたりする効果があります。昔から詩で多く使用されていますね。ちなみに体言とは名詞のことです。いずれ品詞についても解説しますね!では、前回と同様に例文を紹介していきますね!

(1)愛し合う2人 幸せの空 隣どおし あなたと あたしさくらんぼ(「さくらんぼ」/大塚愛)

(2)夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡(あと)(松尾芭蕉)

   訳:夏草が広がっている。藤原氏の兵士たちが栄華のために戦ったが、今となっては何もなくなってしまった。

②韻(頭韻、脚韻)

 韻とは、異なる言葉の母音(あ、い、う、え、お)をそろえることです。ラップ調の歌を想像したら分かりやすいですね。効果としては、言葉のリズムを合わせて調子を整えることができますね。ちなみにですが、言葉の前の音で韻を踏むのが頭韻。後ろの音で韻を踏むのが脚韻です。それでは例文を紹介していきます!

(1)無敵の笑顔で荒らすメディア 知りたいその秘密ミステリアス 抜けてるとこさえ彼女のエリア 完璧で嘘つきな君は(「アイドル」/YOASOBI)

(2)石走る 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも(志貴皇子)

 訳:岩をはしり流れる垂水のほとりのさわらびが、芽を出す春になったな。

 いかがでしたか?前々回と前回に引き続き詩(詞)で使用される主な表現技法について解説していきました。開明とぴあでは国語の授業や他教科の学習が可能です。塾をお探しでしたらぜひお近くの校舎に連絡してみてくださいね!


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詩のだいご味! 表現技法の解説(体言止め、韻編)