例えば、初めて訪れた場所の風景を、1時間後にどれだけ正確に思い出すことができるでしょうか? おそらくその風景を目にした直後の半分も思い出すことができないと思います。しかし、見慣れた自宅のリビングの風景であれば、たとえ3日間旅行で家を留守にしていたとしても、かなり正確に部屋の広さや家具の配置を思い出すことができるはずです。

 その理由はごく単純で、一度しか目にしていないものよりも、何度も目にしているものの方が記憶に定着しやすいためです。

 あるカナダの大学が行った、1時間の講義に基づく研究によると、講義終了直後の学んだことに関する記憶を100%とすると、何も復習せずに2日間過ごすとその記憶の約80%が失われるそうです。しかし、24時間以内に復習することで失われかけていた記憶はほぼ100%にまで戻り、さらに7日後、30日後にも復習することで記憶をほとんど定着させることができるそうです。

 つまるところ、記憶を定着させるには定期的な反復練習が必要である、ということです。

 開明とぴあでは、中学3年生を対象に、主要な5教科の基礎である単語や語句の暗記、計算などを中心とした『基礎力養成講座』を開講します。1日につき1教科5時間の講座を、5日間かけて全5教科分実施いたします。

 基礎的な部分でありながらも記憶を定着させづらい暗記分野を克服するために、ぜひ『基礎力養成講座』へご参加ください。

夏期講習は受験の天王山!「中3基礎力養成講座」