「おもしろきこともなき世をおもしろく」

5月は、新年度の緊張がほどけてくる一方で、どこか疲れや迷いが出やすい時期。
「なんとなくやる気が出ないなー」「何をしたらいいのかな・・・」――
そんな気持ちになること、ありませんか?
そんなときにこそ心に響くのが、高杉晋作のこの言葉です。
🎌「おもしろくない」なら、自分が変える
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
これは、高杉晋作が病に倒れた晩年、友人と共に詠んだ句です。
彼の生き方そのものが、この言葉に表れています。
高杉晋作は、1839年に長州藩(現在の山口県)に生まれました。
わずか27歳の若さで亡くなりましたが、その短い人生で、日本の近代の扉を開くような数々の行動を起こしました。
⚔️【エピソード】民衆の力を信じた「奇兵隊」結成
時の幕府や武士中心の制度に限界を感じた高杉は、武士に限らず町人・農民・漁師などにも声をかけ、
「奇兵隊(きへいたい)」という新しい軍隊をつくりました。
「身分や立場ではなく、“志”を持つ者が集まって、世の中を変えよう」と行動したのです。
これは当時としては大変革であり、周囲からは反発もありましたが、高杉は「誰かがやらなければ、世の中は変わらない」と信じて突き進みました。
📚 勉強にも通じる「おもしろがる力」
勉強だって、最初は「つまらない」「苦手」から始まることがあります。
でも、「どうすればもっと面白くなる?」「自分が変われば、見え方も変わるかも」と考えてみることで、前向きな学びが生まれてきます。
- ・苦手な問題を「ゲーム感覚」で取り組んでみる
- ・歴史の出来事を「ドラマ」として楽しんでみる
- ・自分のわからないところを調べてから、先生に質問してみる
こうした小さな工夫が、やがて「面白い」と思える時間につながるのです。
✨開明とぴあでも――
私たち開明とぴあでは、「できなかった」「わからなかった」を出発点に、
“おもしろくする方法”を一緒に考える学びを大切にしたいと考えています。
「わかるって楽しい」
「前よりできるようになった!」
そう感じる瞬間を、一つひとつ積み重ねていきましょう。
📣5月は、自分の学び方を考えてみる絶好のタイミングです。
高杉晋作のように、「面白さは自分でつくるもの」という視点を、ぜひ日々の勉強にも活かしてみてください。