皆さんこんにちは。開明とぴあ中川駅前校です。
今回は、前回に引き続き、詩(詞)によく使われる表現技法(倒置、対句、反復)の解説と例文の紹介をしていきますね!それではどうぞ!
①倒置法
倒置法とは、主語と述語の位置を入れ替えた表現技法ですね。ある一定の言葉などを強調したいときによく使用されますね。では、例文を紹介していきます!
- (1)上を向いて歩こう 涙がこぼれないように(「上を向いて歩こう」/坂本九)通常:涙がこぼれないように、上を向いて歩こう
- (2)閑さ(しずけさ)や 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声(松尾芭蕉)訳:まことに静かなことだ。岩にしみこむように蝉の声がきこえてくる。
②対句法
対句法とは、対(つい)となる言葉を対応するような形で並べることによってリズム感を与える表現技法です。対となる言葉は、対立していたり、反対の意味であったりなどをさします。例えば、黒と白。天と地。お父さんとお母さん。などなどです。それでは例文を紹介していきますね。
- (1)恋は石ころよりも あふれていると思っていた なのにダイヤモンドより 見つけられない(「シングルベッド」/シャ乱Q)
- (2)赤い椿 白い椿と 落ちにけり(河東碧梧桐)訳:赤い椿を咲かせる木と白い椿を咲かせる木が、花を落としている。
③反復法
反復法とは、文字通り同じ言葉を何度も繰り返し使う表現です。効果としては繰り返した言葉を強調しますね。これは日常会話でも使う人多いのではないでしょうか。では例文を紹介していきましょう!
- (1)走る走る 俺たち 流れる汗もそのままに(「Runner」/爆風スランプ)
- (2)分け入っても 分け入っても 青い山(種田山頭火)訳;道を分け入って進んでも青い山が果てしなく続いている。
いかがでしたか?前回に引き続き表現技法について紹介しました。紹介した歌詞が時代を感じさせますね…。筆者が生まれていない曲ばかりです。ですが、名曲ばかりですね!
表現技法は多くの小学生や中学生が頭を悩ませる単元の1つです!ぜひ学習の参考にしてみてくださいね!
詩のだいご味! 表現技法の解説(倒置、対句、反復編)